症例のご紹介7
O様 60代 女性
詳細
こちらの方は、古くからの患者さんのご友人の紹介でいらっしゃいました。最近は、ホームページを見て入れ歯、義歯のことで遠くからも相談にいらっしゃいます。一方で患者さんからのご紹介もいらっしゃいます。ご来院のきっかけは、右下のブリッジの歯が痛むというものでした。レントゲンや歯周病などの検査を行った結果、ブリッジを支えている土台となる歯(4番)の神経が痛んでおり、根管治療をもう一度行い、セラミックの冠で被せる治療となりました。ブリッジで支えていた歯でしたので、もう一度ブリッジにする選択肢もありましたが、今回の症状もブリッジにしたことで、隣接する歯に負荷がかかり過ぎて症状が悪化した経緯もありましのたので別の治療方法を選びました。やはり一番力がかかる奥歯でしたので、見た目と共に、噛み合わせ全体をどう最適化するかが治療方針として大切な部分になってきます。2本の欠損部位(歯がない2本分の場所)には、インプラントか部分義歯(入れ歯)を検討しましたが、身体への負担のある外科処置を避け、見た目の問題がクリアできる審美義歯の治療となりました。入れ歯治療に方針が決まったもののご本人からは「自分の歯と同じ感覚の入れ歯ができるだろうか、違和感はないだろうか、見た目は? 金額は?・・・」と色々な不安があったそうです。
安喰歯科医院では、治療の前の診断、治療計画、患者さんとの相談をじっくり行ってから初めて治療がスタートします。特に義歯(入れ歯)を初めての方には、不安なことが沢山あることを踏まえて、特に丁寧にお話をさせて頂き、女性の方の目線で気になることも一つ一つ確認させて頂いております。今回は、隣接する歯も同時に治療がありましたので、レストという小さなフックが隣の歯の受け皿にぴったりとはまるような特殊加工を施しています。このように入れ歯単体ではなく、周囲の歯を全体で一体化するように最適な設計にすることで安定して長く噛める入れ歯に近づいてきます。また今回は、正面からギリギリ見える部分でもありましたの、数種類の入れ歯から、審美的に優れ、脱着もしやすいスマートデンチャーを選択されました。金属の補強部分は見えない裏側に施し、たわみや変形を防ぐ、優れた構造になっています。これはコバルト合金という非常にコストパフォーマンスの高い金属です。
経過の写真
治療期間 | 右下:約1ヵ月(3回の通院) |
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治療費用 | 右上:約24万円 |
副作用とリスク | 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。 |