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症例のご紹介16

症例のご紹介16

症例16 70代 女性

詳細

こちらの方はご近所からの方からご紹介で来院されました。
これまで、他の歯科医院で3回ほど義歯(保険適用)の治療を受けられたそうです。しかし何度も調整してもらったが合わず納得できることはなく、「もうこれ以上はできない」と言われたことで、とても心配されていました。最近の新しい歯科医院ですと、欠損部位(歯が抜けたところ)の治療では、どちらかというとインプラント(人工歯根)による治療が一般的になりつつあります。確かに噛む力は義歯よりもインプラントの方が優れている面があります。しかし、年齢やライフスタイル、将来の維持管理まで総合的に考えると義歯の方が適しているケースが多々あります。当院のように、義歯(入れ歯)の治療の症例が多く、取り扱い義歯の種類が多いところは少数のようで、最近では遠くから相談に来られる方が増えています。

最初にお話しを伺い、精密診断を行い、どの歯がどの程度もたせることができるかをシミュレーションした上で選択した義歯はミラクルデンチャーでした。歯周病が進行していることもあり、歯や歯肉に負担が少なく、また今後の口腔内の変化に対応できるようにすることがポイントとなり、あえてメタルプレートを用いない、経済的にもメリットがあるミラクルデンチャーを採用しました。前歯に負担がかからないようにフックをかけず、歯の裏側で支え、奥歯でロックする形状になっています。これは、いかに歯周病の歯に負担をかけずに長期間にわたり歯を残し、仮に歯を抜かざるを得なくなった時に増歯、修理に対応しやすくするために、このケースには適しています。現在、定期検診に来られて2年経過しています。歯周病と義歯の定期的なメンテナンスをすることで、当初の想定よりも良い状況で推移しています。

経過の写真


症例のご紹介16

治療個所 下顎:右下27 左下4567 ミラクルデンチャー
治療費用 下顎:約21万(税込)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。