スポーツ歯科とは
プロアマ問わず、アスリートのケガ防止と運動能力アップを目標にした診療を行う新しい歯科分野で、東京オリンピックが近づいてきた現在、各方面から注目や期待を集めています。
本来、適切な歯科治療は、しっかり噛める機能を取り戻すことが大きな目的になっています。そして、しっかり噛めるということは、瞬発的な力の発揮や微妙なバランスコントロールの実現に不可欠です。そのため、しっかり噛める口腔内を歯科治療で構築することは、スポーツのスキルアップにつながります。
そして、スポーツ歯科では、その方にぴったり合わせたスポーツマウスガードを作ることができます。これにより、歯・顎・口の周囲のケガや脳しんとうを防ぐことができます。
スポーツマウスガード
について
スポーツマウスガードについてスポーツマウスガードは、19世紀にイギリスのボクサーが歯科医師に頼んで作ってもらったものが発祥とされており、主に格闘技を中心に広まってきました。現在では、ボクシングはもちろん、激しい接触の多い空手道やラグビー、硬いボールなどを用いるフィールドホッケーやラクロス、身体の一部をぶつけやすいチアダンスなどの幅広いスポーツで使われるようになってきており、特に顔のケガを心配する女性アスリートのマウスガード着用率が上がってきています。また、スポーツのトレーニング時にも使用する選手も増えています。
マウスガードは、衝撃による歯の破折や脱臼、口唇などの粘膜損傷、顎骨骨折、顎関節損傷、脳しんとうなどを予防できるだけでなく、歯を噛みしめた際にかかった力を分散させますので歯のヒビなどに関してもある程度の予防効果が期待できます。また歯を食いしばっても顎などに余計なストレスをかけないため、集中力が途切れず瞬発力を発揮しやすくなります。
ただし、スポーツの種類やポジション、プレイスタイルなどによって、適したマウスガードは異なってきます。スタミナのロスを最小限にするもの、発音しやすく指示を遠くまで伝えやすいものなど、プレイに集中できてパフォーマンスアップにつながるマウスガードが必要です。
クオリティの高い
スポーツマウスガードの提供
クオリティの高いスポーツマウスガードの提供当院では、自身の空手道の経験や、大学病院と提携してオーダーメイドのマウスガードを作ることもあります。デザインや形態、厚みなどをきめ細かく設計して作成し、調整を行っています。トップアスリートのマウスガードを追跡調査したデータを基礎にした研究の成果を活かし、自信の空手道の経験から必要なシーンに合わせたマウスガードもお作りできます。
また、チームカラーなどに合わせたマウスガードなどのご相談もお受けしています。